最新のお知らせ?イベント_博狗体育官方 /rss daily 1 インドネシア高等教育機関幹部が博狗体育官方の強化に向けた研修の一環で本学を訪問_博狗体育官方 /kokusaikouryuu/whatsnew/20251016 <![CDATA[<p> 令和7年10月16日、インドネシアの高等教育機関で博狗体育官方を担当する幹部12名が、研修の一環として熊本大学を訪問しました。</p>&#13; <p> 今回の研修は、インドネシアの大学における国際競争力の強化および博狗体育官方ネットワークの構築を目的として、独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する「インドネシア国別研修(博狗体育官方強化)」の一環として行われたものです。訪問団は、熊本大学名誉教授の宇佐川毅氏および九州大学名誉教授でJICA国際協力シニアアドバイザーの渡邊浩一郎氏の引率により来学しました。<br/> 当日は、研究開発戦略本部イノベーション推進部門の緒方智成教授が、日本における博狗体育官方の現状や本学の取り組みについて講演を行い、共同研究や受託研究の具体的な事例を紹介しました。</p>&#13; <p> 講演後、参加者は、企業等との半導体関連の共同研究を推進することを目的に新設されたSOIL(Semiconductor Open Innovation Laboratory)を見学しました。クリーンルームやレンタルラボなどを視察し、本学の半導体教育?研究に関する最新の取り組みについて理解を深めました。</p>&#13; <p> 参加者からは、本学の博狗体育官方の実績と取り組みへの高い関心が寄せられ、有意義な研修となった旨の感想が聞かれました。</p>&#13; <p/>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/20251016-01.jpg/@@images/7300f946-84fa-4d07-9b49-b2e576f140ad.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="20251016-01.jpg" alt="20251016-01.jpg" class="image-inline"/>宇佐川名誉教授による挨拶(左端)</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/20251016-02.jpg/@@images/cb457a08-3097-469e-af79-2203534b80d1.jpeg" title="20251016-02.jpg" alt="20251016-02.jpg" class="image-inline"/><br/>緒方教授による講演</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/20251016-05.jpg/@@images/f0d8af95-6096-440b-a5f1-ec23a799016a.jpeg" title="20251016-05.jpg" alt="20251016-05.jpg" class="image-inline"/><br/>SOIL内のクリーンルームを見学</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/20251016-08.jpg/@@images/58b84199-ed55-4506-a4d0-e63100f15fe6.jpeg" title="20251016-08.jpg" alt="20251016-08.jpg" class="image-inline"/><br/>SOIL前での集合写真</p>]]> No publisher その他 ページ 熊本大学 写真アートコンテスト2025_博狗体育官方 /kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/chiikirenkei/news/lwwrqb <![CDATA[<figure class="e-img-box is-right is-one-fourth"><a href="/kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/chiikirenkei/news/news-file/6r646x" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> <img src="/kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/chiikirenkei/news/news-file/pj6s7z/@@images/e40223ba-bac1-499f-a581-1698c97c720b.jpeg" title="R7_&#x5199;&#x771F;&#x30A2;&#x30FC;&#x30C8;&#x30B3;&#x30F3;&#x30C6;&#x30B9;&#x30C8;_&#x30C1;&#x30E9;&#x30B7;.jpg" alt="R7&#x5199;&#x771F;&#x30A2;&#x30FC;&#x30C8;&#x30B3;&#x30F3;&#x30C6;&#x30B9;&#x30C8;&#x30C1;&#x30E9;&#x30B7;" class="image-inline"/> </a>&#13; <p><a href="/kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/chiikirenkei/news/news-file/6r646x" target="_blank" rel="noopener noreferrer">チラシ<span class="is-text-week">(PDF )</span></a><br/><br/></p>&#13; </figure>&#13; <p> 今年も、昨年に引き続き「写真アートコンテスト2025」を開催します。<br/>熊本大学キャンパスミュージアム推進機構が主催するこのコンテストでは、五高記念館や工学部研究資料館などの象徴的な建物はもちろん、キャンパス内のさまざまな風景がすべてが撮影対象です。<br/>黒髪キャンパスだけでなく、本荘キャンパスや大江キャンパスの作品も大歓迎!<br/>あなたの視点で切り取った熊本大学の魅力を、ぜひ応募してください!</p>&#13; <table>&#13; <tbody>&#13; <tr>&#13; <th class="e-th-w--20p" style="text-align: center;">テーマ</th>&#13; <td>熊本大学のシンボルである五高記念館や工学部研究資料館など、熊本大学の風景?文物全てを被写体とすること(黒髪キャンパスだけでなく、本荘?大江キャンパスの作品も歓迎します)</td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <th style="text-align: center;">応募期間</th>&#13; <td>令和 7年 11 月 1 日(土)~11 月 30 日(日)</td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <th style="text-align: center;">応募内容</th>&#13; <td>テーマに沿った作品<br/>※応募者本人が撮影し、すべての権利を有する作品に限る<br/>※個人が非営利目的で運営するWeb サイト、ブログ、SNS に掲載した作品は可<br/>※人物写真の場合は、被写体の方の了承を得ること<br/>※他のコンテストとの重複応募は不可</td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <th style="text-align: center;">賞</th>&#13; <td>グランプリ1点(10,000円相当品)<br/>キャンパスミュージアム賞1点(5,000 円相当品)<br/>黒髪キャンパス賞1点(5,000 円相当品)<br/>本荘キャンパス賞1点(5,000 円相当品)<br/>大江キャンパス賞1点(5,000 円相当品)<br/>入選10点(1,000円相当品)</td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <th style="text-align: center;">提出物</th>&#13; <td>応募データ(デジタル画像、デジタルコラージュ、加工等した作品もOK)<br/>※1点あたりの上限10MB以内のjpegファイルに限る<br/>※応募は一人 5 点まで可(エントリーは個別にお願いします)<br/>※作品返却は無し</td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <th style="text-align: center;">応募方法</th>&#13; <td>写真アートコンテスト2025 エントリー用フォーマット<br/>(<a href="https://forms.gle/zZjawSbgtqPCstbk7" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://forms.gle/zZjawSbgtqPCstbk7</a>)より投稿</td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <th style="text-align: center;">応募資格</th>&#13; <td>不問</td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <th style="text-align: center;">参加費用</th>&#13; <td>無料</td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <th style="text-align: center;">著作権の扱い</th>&#13; <td>入賞作品は、画題?作者名の明示、トリミングの有無等も含め、使用権は全て熊本大学キャンパスミュージアム推進機構に帰属</td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <th style="text-align: center;">審査員</th>&#13; <td>熊本大学キャンパスミュージアム推進機構</td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <th style="text-align: center;">結果発表</th>&#13; <td>令和 7 年 12 月 12 日(金)<br/>熊本大学キャンパスミュージアムHP (<a href="https://museum.kumamoto-u.ac.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://museum.kumamoto-u.ac.jp/</a>)にて発表</td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <th style="text-align: center;">表彰式</th>&#13; <td>令和 7 年 12 月 19 日(金) 詳細は、受賞者へ連絡いたします</td>&#13; </tr>&#13; </tbody>&#13; </table>&#13; <p>&#13; &#13; </p>]]> No publisher 在学生 一般 イベント [新種発?] ヤドカリの「宿」を作る “淡い桃?”のイソギンチャク ―万葉集に詠まれた「愛する気持ち」を名前に―_博狗体育官方 /whatsnew/sizen/20251021 <![CDATA[<p><strong><img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/20251022.jpg/@@images/c4d15779-dd51-4ef0-866a-b0fac05b3dd7.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="20251022.jpg" height="344" width="584" alt="20251022.jpg" class="image-inline"/></strong></p>&#13; <p><strong/></p>&#13; <p><strong>(ポイント)</strong></p>&#13; <ul>&#13; <li>日本沿岸の深海から採集されたヤドカリの「宿」を作るイソギンチャクが、<em>Paracalliactis</em>属の新種であることを突き止めました。本種の特徴を、万葉集の詩歌で使われた言葉にちなんで、ツキソメイソギンチャクと命名しました。</li>&#13; <li>イソギンチャクの「巻貝のような構造物」を作り出すという能力が「ヤドカリとの共進化<strong>(</strong><strong>注</strong><strong>1</strong><strong>)</strong>」により生み出された可能性があることを、博物館に保管された標本などの調査により突き止めました。</li>&#13; <li>前後左右の区別がはっきりしないイソギンチャクが、非対称な構造を作るのはとても興味深い現象です。単純な体構造や神経をもつ動物が、どのようにして自己の体勢や空間を認識しているのかを理解する上で、本種は良い研究材料になると期待できます。</li>&#13; </ul>&#13; <p><strong><img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/20251022-2.png/@@images/d69c1e57-bea9-4633-acbe-94f747c6b161.png" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="20251022-2.png" height="410" width="584" alt="20251022-2.png" class="image-inline"/></strong></p>&#13; <p><strong>(概要説明)</strong></p>&#13; <p>????? 熊本大学くまもと水循環?減災研究教育センター沿岸環境部門(合津マリンステーション)の吉川准教授(理学部併任)(研究当時の所属:国立科学博物館, 鹿児島大学, 東京大学)、福山大学の泉講師、千葉県立中央博物館の柳主任上席研究員らを中心とする研究チームは、日本沿岸の太平洋側(三重県の熊野灘沖および静岡県の駿河湾沖)の深海からヤドカリが使う貝殻の上で暮らし、自身の分泌物で<strong>ヤドカリの「宿」</strong><strong>(</strong><strong>注</strong><strong>2</strong><strong>)</strong><strong>を作るイソギンチャクを採集しました</strong>。</p>&#13; <p>????? 同研究チームにより行われたイソギンチャクの形態の分析や、DNA塩基配列を使った分子系統解析により、得られたイソギンチャクが<em>Paracalliactis</em>属の未記載種(<strong>注</strong><strong>3</strong>)であることが明らかになりました。そこで私たちは、<strong>本種をツキソメイソギンチャク</strong><strong>(学名:</strong><strong><em>Paracalliactis tsukisom</em></strong><strong>e</strong><strong>)</strong><strong>と命名し、鮮明な動画記録とともに新種として発表しました</strong>。</p>&#13; <p>????? 国内外の博物館や、水族館の協力のもとで行った生態的な研究では、① ツキソメイソギンチャクが宿主であるヤドカリの糞などを食べている可能性、および②イソギンチャクが一方向に動くことで「巻貝の形」を作り出す可能性、<strong>③</strong><strong>本種との共生により宿主のヤドカリは、他の種よりも大きな体を獲得できていることが示唆されました</strong>。</p>&#13; <p>????? イソギンチャクのような単純な体の構造を持つ動物が、「巻貝の形」を作り出すというのは、生物の進化学的にも非常に珍しい事例です。<strong>このような能力が、ヤドカリとの共生に伴い、共進化的に生み出されてきた可能性を提唱する</strong>点で、本研究成果は生物の進化学的に大きな価値があります。</p>&#13; <p>????? 本研究の一部は、JSPS 科研費(課題番号:JP 20J00120、JP21K20591、JP 23K14002、JP 24KJ2210)、および公益財団法人無脊椎動物研究所?個別研究助成 (課題番号:KO2020-04)、公益財団法人日本科学協会?笹川科学研究助成 (課題番号:2020-4012、2023-5020)の助成を受けて実施しました。</p>&#13; <p/>&#13; <p><strong>(説明)</strong></p>&#13; <p><strong>[背景]</strong></p>&#13; <p>????? イソギンチャクは、サンゴと同じ刺胞動物門の花虫綱に属している動物です。イソギンチャクはサンゴとは異なり、基本的には硬い骨格のようなものを作り出すことはありません。しかしながら、<strong>ごく一部のイソギンチャクでは、自身の分泌物で深海に暮らすヤドカリの「宿</strong><strong>(巻貝のような形の構造物)</strong><strong>」を作り出す</strong>ことが知られています。</p>&#13; <p>????? イソギンチャクは、基本的に「放射相称(<strong>注</strong><strong>4</strong>)」という前後左右を区別することができない体の構造を持っています。一方で、巻貝のような非対称な形を作るためには、その入り口を前方に向けて伸ばしていくという、特定の方向への新たな構造物の創出が必要になります。しかし、<strong>イソギンチャクが、特定の方向を認識することができるかはわかっていません</strong>。</p>&#13; <p>では、一体どのようにしてヤドカリの「宿」を作るのでしょうか?また、その特殊な能力はどのように進化してきたのでしょうか?これについては、たくさんの生物学者から注目を集めていたものの、深海で生物を直接観察することや、対象の生物の採集や飼育することが難しいため、未だ明らかにされていませんでした。</p>&#13; <p>????? そこで本研究では、日本沿岸の深海から新たに見つかった<strong>ヤドカリの「宿」を作るイソギンチャクとヤドカリの共生生態を解き明かす</strong>ことで、 <strong>イソギンチャクの「巻貝のような形を作る能力」の進化の原動力を議論</strong><strong>しました</strong>。</p>&#13; <p><strong>?</strong></p>&#13; <p><strong>[研究の内容?成果]</strong></p>&#13; <p>????? 熊本大学くまもと水循環?減災研究教育センター沿岸環境部門(合津マリンステーション)の吉川晟弘准教授(理学部併任)(研究当時の所属:国立科学博物館, 鹿児島大学, 東京大学)が率いる研究チームが、日本沿岸の水深200~500mの深海(三重県熊野灘および静岡県駿河湾)から、<strong>ヤドカリの「宿」を作るイソギンチャクを発見しました</strong>。本種の外部形態の観察や、組織学的な手法を用いた内部形態の観察、刺胞のタイプについての分析、複数DNA塩基配列を使用した分子系統解析により、これが<em>Paracalliactis</em>属であることが判明しました。しかし、これまで知られていた本属の種の特徴とはどれとも一致しなかったため、この度、新種として発表することとなりました。<em>Paracalliactis</em>属は今まで日本からの記録がなかったため、本研究にて初めて発見されたこととなります。</p>&#13; <p>????? <em>Paracalliactis</em>属の種は、深海から採集された後はすぐに弱ってしまい、触手や口が広がった状態で観察されることは非常に稀です。また、この特徴が本グループの分類研究を遅らせる要因の一つでもありました。そこで<strong>本研究では、臨海実験施設の飼育設備を活用することにより、本種の生きた状態を動画記録として収めることに成功しました</strong>。今後、今回と同じ条件で飼育することで、本グループの特徴を詳細な形態観察が可能になり、本属の種多様性や、行動や生態までもが今後明らかにされていくと期待されます。</p>&#13; <p>????? また、共生関係にあるイソギンチャクとヤドカリが何を食べているのかを、炭素窒素同位体分析(<strong>注</strong><strong>5</strong>)を用いて分析したところ、<strong>イソギンチャクが宿主のヤドカリの糞などを食べている可能性が見出されました</strong>。さらには国立科学博物館が所有しているマイクロCTスキャナを用いたイソギンチャクの付着位置に対する3次元的な分析では、イソギンチャクが、<strong>ヤドカリの貝殻の入り口に一定の体の向きで付着するという「特定の方向を認識しているかのような行動」を行う</strong><strong>ことが明らかになりました</strong>。</p>&#13; <p>????? そして、博物館に所蔵されている宿主ヤドカリの標本の形態計測と、各同属種の記載論文などにある文献データを活用した生態学的な調査により、<strong>宿主となるヤドカリは、同属の他の種よりも、深海で大きな体を獲得していることが明らかになりました</strong>。</p>&#13; <p>????? これらのことから、この両者の関係はお互いにメリットがある相利共生関係であると考えられます。さらに、自然下では、<strong>本種がアカモントゲオキヤドカリ以外のヤドカリと共生する事例が見つかっていない</strong>ことから、両者は強い共生関係にあると予想できました。</p>&#13; <p>????? 以上のことから私たちは、広大な深海において特定のヤドカリとのみ共生するという本種の「強い共生関係」を、日本の古典である<strong>万葉集</strong><strong>(</strong><strong>注</strong><strong>6</strong><strong>)</strong><strong>の</strong><strong>12</strong><strong>巻に収録されている愛の</strong><strong>歌</strong><strong>で「相手への強い</strong><strong>気持ち」を強調するために使われた「桃花褐</strong><strong>(つきそめ<span> = </span>淡い桃色)(</strong><strong>注<span>7</span></strong><strong>)</strong><strong>」という色</strong>になぞらえて、ツキソメイソギンチャク<em>Paracalliactis tsukisome</em>と命名しました。<strong>新種の桃色の“薄さ“に反して、とても強い共生関係をヤドカリと結んでいる可能性がある</strong>ことが、本種の名前の由来になっています。</p>&#13; <p><img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/20251022-3.jpg/@@images/b1695e86-d51b-4dd3-8f3e-b05b25ed0579.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="20251022-3.jpg" height="410" width="584" alt="20251022-3.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p><strong>[展開]</strong></p>&#13; <p>????? 基本的に放射相称的な体の構造を持つイソギンチャクは、一目見るだけでは前後左右の方向を特定することができません。そのような生物が、一方向に延長させないと作ることができない構造物(巻貝のような形)を作り出す能力を持つことは、生物の進化学的にも非常に珍しい事例です。<strong>このような現象が、ヤドカリとの共生に伴い、共進化により生み出された可能性を提唱する点で、本研究成果には大きな学術的価値がある</strong>といえます。</p>&#13; <p>????? ツキソメイソギンチャクは、深海の底引網漁で頻繁に混獲されています。深海に暮らす生物のなかでは、比較的簡単に採集することができる種といえます。そのため今後本種は、<strong>単純な体構造や神経をもつ動物がどのようにして自己の体勢や空間を認識しているのかを理解する上で良い研究材料</strong>に<strong>なるかもしれません</strong>。</p>&#13; <p>????? これまで深海に暮らす動物の生態に関しては、現地での生物の観察や、頻繁なサンプリング調査の難しさから、あまり研究が進んでいませんでした。そこで本研究では、新たに採集された個体だけでなく、過去に採集されて<strong>博物館に保管されていた標本を測定したり、各種の記載論文などの分類学的研究において記載されていた情報を活用</strong><strong>した</strong>りすることで、深海に暮らす底生動物の共生生態を明らかにしました。博物館に保管されていた標本のなかには、水族館で飼育されていた個体や、旧東京大学海洋研究所(現?東京大学大気海洋研究所)が所有していた白鳳丸や淡青丸の調査航海で採集された個体も含まれています(研究に用いた標本はすべて国立科学博物館もしくは千葉県立中央博物館に所蔵されました)。本研究は、<strong>博物館や水族館による継続的な生物の収集と保管や、生物の出現に関する分類学的知見が、深海生物の未知の生態を明らかにするために非常に有効</strong><strong>である</strong>ことを示しています。今後、さらに深海生物の未知なる生態を明らかにしていくためにも、各研究機関での生物資料の収集がより活性化されていくことが期待されます。</p>&#13; <p>????? 今後、ツキソメイソギンチャクは、水族館や博物館で展示されることもあるかもしれません。イソギンチャクは英語で”Sea Anemone”と呼ばれ、アネモネの花にたとえられています。美しい花には花言葉があるように、美しい「ツキソメイソギンチャク」には「愛する気持ち」という言葉がふさわしいと思います。そんな”イソギンチャク言葉“が生まれるためにも、ぜひ大切な人と一緒にこの種の展示をご覧になり、ヤドカリとイソギンチャクのような固い絆になっていただければ幸いです。</p>&#13; <p/>&#13; <p><strong>[</strong><strong>発表者<span>]</span></strong></p>&#13; <p>吉川 晟弘(熊本大学 くまもと水循環?減災研究教育センター 沿岸環境部門 (合津マリンステーション)/ 理学部(生物学コース) / 自然科学教育部 理学専攻(生物科学コース)准教授)</p>&#13; <p>泉  貴人(福山大学 生命工学部 海洋生物科学科 講師)</p>&#13; <p>神吉 隆行(九州大学 大学院工学研究院 学術研究員)</p>&#13; <p>森滝 丈也(鳥羽水族館 飼育研究部 学芸員)</p>&#13; <p>北嶋 円(新江ノ島水族館)</p>&#13; <p>大土 直哉 (東京大学 大気海洋研究所 附属国際?地域連携研究センター 助教)</p>&#13; <p>木村 妙子(三重大学 大学院生物資源学研究科 教授)</p>&#13; <p>勾 玉暁(東京大学 大気海洋研究所 博士課程大学院生)</p>&#13; <p>服部 竜士(東京大学 大気海洋研究所 博士課程大学院生)</p>&#13; <p>弓場 茉裕(東京大学 大気海洋研究所 博士課程大学院生)</p>&#13; <p>白井 厚太朗(東京大学 大気海洋研究所 海洋地球システム研究系海洋化学部門 准教授)</p>&#13; <p>Michela L. Mitchell(Women’s and Children’s Health Network, North Adelaide Senior Medical Scientist / The University of Adelaide Adjunct Senior Lecturer)</p>&#13; <p>藤田 敏彦(国立科学博物館 動物研究部 部長 / 東京大学 大学院理学系研究科 ?教授)</p>&#13; <p>柳  研介(千葉県立中央博物館 分館海の博物館 主任上席研究員)</p>&#13; <p><strong/></p>&#13; <p><strong>[</strong><strong>用語解説<span>]</span></strong></p>&#13; <p><strong>注</strong><strong>1</strong>:共進化</p>&#13; <p>2種以上の生物が相互に影響を与え合いながら進化していく現象。花と送粉者(昆虫など)が互いのメリットが最大になる方向に進化していく場合や、捕食者と被食者、寄生者と宿主のように拮抗関係にある生物同士が、相手の変化に応じて自らも変化する場合などが例として挙げられる。</p>&#13; <p><strong>注</strong><strong>2</strong>:ヤドカリの「宿」</p>&#13; <p>ほぼすべてのヤドカリは巻貝の貝殻を住み場所にする。貝殻はすでに死んでいて成長しないので、ヤドカリは自身が成長するとより大きな貝殻に引っ越しする必要がある。そのため、貝殻は「宿」とよばれる。</p>&#13; <p><strong>注</strong><strong>3</strong>:未記載種</p>&#13; <p>学名の付いていない生物の種を「未記載種」と呼ぶ。そして本研究のように、論文にて名前を付けると初めて「新種」と呼ばれる。</p>&#13; <p><strong>注</strong><strong>4</strong>:放射相称</p>&#13; <p>体の構造が左右で等しくなる切断面を、放射状に引くことができる構造を持つ動物(クラゲなど)を「放射相称動物」という。</p>&#13; <p><strong>注</strong><strong>5</strong>:炭素窒素同位体分析</p>&#13; <p>炭素窒素安定同位分析とは、炭素と窒素のそれぞれの同位体比を(炭素<sup>13</sup>C/<sup>12</sup>C、窒素 <sup><span>15</span></sup><span>N/<sup>14</sup>N</span>)を測定することで、その生物が生態系のどの栄養段階の生物を栄養源にしているのか、および生態系における捕食―被食関係を調べることができる分析手法。</p>&#13; <p><strong>注</strong><strong>6</strong>:万葉集</p>&#13; <p>西暦約700~800年にかけて編纂された日本最古の歌集。全20巻からなり、約4500首の歌が収められている。「令和」の元号の出典にもなった歌集。</p>&#13; <p><strong>注</strong><strong>7</strong>:桃花褐(つきそめ = 淡い桃色)</p>&#13; <p>万葉集 第12巻に収録された歌「桃花褐の浅らの衣浅らかに思ひて妹に逢はむものかも」で使われた淡い桃色を表現している言葉。歌の意味は「桃花褐に浅く染めた衣のように、心を浅く思って妻に逢うことが、どうしてあろう」(出典:中西進 1981. 万葉集 全訳注原文付(三) 講談社文庫)。</p>&#13; <p>桃花褐の訓読には諸説あり、近年は「ももきぬ」と読むべきとする論考も出版されている(村田 右富実 2025.『万葉集』巻十二?二九七〇番歌の「桃花褐」について : 付「往褐」: 関西大学東西学術研究所, 3–17 p.)。本研究では、名前の発音のしやすさも考慮した上で、中西進(1981)に書かれた訓読に従い「つきそめ」とした。</p>&#13; <p><strong/></p>&#13; <p><strong>(論文情報)</strong></p>&#13; <p>論文名:Mutualism on the deep-sea floor: a novel shell-forming sea anemone in symbiosis with a hermit crab</p>&#13; <p>著者:Akihiro Yoshikawa, Takato Izumi, Takayuki Kanki, Takeya Moritaki, Madoka Kitajima, Naoya Ohtsuchi, Taeko Kimura, Yuxiao Gou, Ryuji Hattori, Mahiro Yumiba, Kotaro Shirai, Michela L. Mitchell, Toshihiko Fujita, and Kensuke Yanagi</p>&#13; <p>掲載誌:Royal Society Open Science</p>&#13; <p>doi:10.1098/rsos.250789</p>&#13; <p>URL:<a href="https://doi.org/10.1098/rsos.250789">https://doi.org/10.1098/rsos.250789</a></p>&#13; <p/>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2025_file/release20251021-3-ver-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF14,870KB)</p>&#13; <p>【研究に関する動画(YouTube)】<a href="https://youtu.be/HScwCJUDZPA">https://youtu.be/HScwCJUDZPA</a></p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_14_ja_2.png/@@images/bb2fa93c-062e-461e-a4ff-5c3084de1f5e.png" title="sdg_icon_14_ja_2.png" alt="sdg_icon_14_ja_2.png" class="image-inline"/>????</p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>&#13; <p>熊本大学 くまもと水循環?減災研究教育センター 沿岸環境部門 (合津マリンステーション)/ 理学部(生物学コース)/ 自然科学教育部 理学専攻(生物科学コース)</p>&#13; <p>担当:吉川晟弘(よしかわ あきひろ)准教授電話:080-1490-7099</p>&#13; <p>E-mail:akiyoshikawa※kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 ページ 株式会社Rist所属のKaggle Grandmasterが大学院半導体?情報数理専攻、情報融合学環講義に登壇!_博狗体育官方 /whatsnew/sizen/cn8zp8 <![CDATA[<p>令和7年<span>9</span>月<span>24</span>日から<span>26</span>日の3日間の集中講義において、講師として株式会社<span>Rist</span>(以下「<span>Rist</span>社」という)所属の<span>Kaggle Grandmaster</span>が登壇しました。</p>&#13; <p><span>?</span></p>&#13; <p><span>Rist</span>社は、「<span>AI</span>する日本の未来に、輝きを。」を掲げ、<span>AI</span>、データサイエンスを中心として高い技術力と課題解決能力を持ち、顧客の困難な問題を解決することを強みとされる企業です。<span>Rist</span>社には、世界でも数少ない<span>Kaggle Grandmaster</span>が<span>10</span>名所属され、顧客企業の研究開発部門や<span>DX</span>部門では対応しきれなかった高難度な<span>AI</span>開発案件等に対応されています。</p>&#13; <p><span>?</span></p>&#13; <p>熊本大学では、今年度、大学院半導体?情報数理専攻を、昨年度、情報融合学環を設置し、高度な技術力をもったデータサイエンティストの養成を図る教育を行っております。そこで、日本でも有数の技術力を有する<span>Rist</span>社に協力を仰ぎ、集中講義として、<span>Kaggle Grandmaster</span>により、「大規模言語モデル(<span>LLM</span>)入門」をテーマとした講義に加え、3日間を通して<span>LLM</span>による推論と効果的なプロンプトエンジニアリングのスキルを磨く演習が実施されました。最終日にはその演習結果について、学生が発表を行い、講師から講評いただきました。</p>&#13; <p><span>?</span></p>&#13; <p>超一流の技術者から直接の指導を受けることで、より実践で活用できるスキル修得を図ることができ、自らも<span>Kaggle Grandmaster</span>になることを志す学生を増加させ、日本の技術力の底上げにつながることを期待しています。</p>&#13; <p><span>?</span></p>&#13; <p>なお、今回の講義については、以下の<span>Rist</span>社の<span>Web</span>ページにも記事を掲載いただいていますので、ぜひそちらもご覧ください。</p>&#13; <p><a href="https://www.rist.co.jp/202510218059/">https://www.rist.co.jp/202510218059/</a></p>&#13; <p><span>?</span></p>&#13; <p><span>Rist</span>社には、このような貴重な講義をご提供いただき、誠にありがとうございました。</p>&#13; <p><img src="/whatsnew/sizen/Rist.jpg/@@images/3362100d-7c35-4ca4-b5d1-8d5c691cd842.jpeg" title="Rist" alt="Rist" class="image-inline"/></p>]]> No publisher 学生 ページ 企画展「明治の地質学掛図と描かれている化石」を開催いたします_博狗体育官方 /kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/chiikirenkei/news/loth6s <![CDATA[<p>このたび、熊本大学キャンパスミュージアム推進機構では、企画展「明治の地質学掛図と描かれている化石」を開催します。<br/><br/>明治35年(1902年)頃、東京帝国大学の横山又次郎博士によって編集?出版された「地質学掛図」全8巻を一般公開いたします。この掛図は、示準性や示相性が高く、地層の対比や古環境を検討する上で重要な化石が地質年代ごとに図示されています。旧制高等学校などに現存する巻数は限られており、全巻が揃っているのは熊本大学のみの可能性が高く、大変貴重な資料です。<br/><br/>展示ではこれらの掛図に描かれている化石の実物や写真などを展示し、掛図と共に解説パネルなどを添えて紹介します。通常非公開の化学実験場(明治22年建設、重要文化財)が会場です。この機会にお越しください。<br/><br/>開催期間 : 11月1日(土)~12月26日(金)<br/>開館時間 : 10時~16時 ※火曜日休館<br/>場  所 : 熊本大学 化学実験場(黒髪北キャンパス) 熊本市中央区黒髪2丁目40-1<br/>入場料金 : 無料、事前申込不要</p>&#13; <p style="text-align: center;"/>&#13; <p style="text-align: center;"><a href="/kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/chiikirenkei/news/news-file/v7qyiz" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><img src="/kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/chiikirenkei/news/news-file/nenles/@@images/dec0e7c8-ea00-48ba-aaa8-22c3f5d2265c.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="R7_&#x639B;&#x56F3;&#x5C55;_&#x30C1;&#x30E9;&#x30B7;&#x4E21;&#x9762;.jpg" alt="R7_&#x639B;&#x56F3;&#x5C55;_&#x30C1;&#x30E9;&#x30B7;&#x4E21;&#x9762;.jpg" class="image-inline"/></a></p>&#13; <p style="text-align: center;"><a href="/kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/chiikirenkei/news/news-file/v7qyiz" target="_blank" rel="noopener noreferrer">(チラシ)</a></p>&#13; <p/>]]> No publisher 一般 イベント マルチレートセンサ環境下での高精度な数理モデル化に関する基礎理論の構築_博狗体育官方 /whatsnew/sizen/20251020-2 <![CDATA[<p style="text-align: justify;"><span color="#000000" style="color: #000000;"><b>【ポイント】</b></span></p>&#13; <p style="text-align: justify;">?マルチレートセンサ環境下でのシステム同定技術の基礎理論を構築</p>&#13; <p style="text-align: justify;">?サイクリック再定式化手法を用いた高精度なモデル化を実現</p>&#13; <p>?自動運転システムや移動ロボットなどの複合センサシステムへの応用に期待</p>&#13; <p/>&#13; <p><strong>【概要説明】</strong></p>&#13; <p>熊本大学大学院先端科学研究部岡島寛准教授らは、異なるサンプリング周期を持つ複数のセンサを用いるマルチレートセンサ環境下でのシステム同定に関する研究成果を発表しました。</p>&#13; <p/>&#13; <p>[取り組みの内容<span>]</span></p>&#13; <p>本研究では、サンプリング周期が異なる複数のセンサから得られる信号を用いて、制御対象の数理モデルを高精度に構築するシステム同定アルゴリズムを提案しています。マルチレートシステムを周期時変システムとして扱い、サイクリック再定式化手法により線形時不変系に変換することで、既存のシステム同定手法を適用可能にします。さらに、サイクリック構造の特性を利用した座標変換により、元のマルチレートシステムのモデルパラメータを導出します。</p>&#13; <p>本研究成果は、「<span>Journal of Robotics and Mechatronics</span>」に<span>2025</span>年<span>10</span>月<span>20</span>日に掲載されました。</p>&#13; <p/>&#13; <p>[背景<span>]</span></p>&#13; <p>近年の制御システムでは、多様な機能を持つ複数のセンサが組み込まれることが一般的です。これらのセンサは種類によってサンプリング周期が異なるため、入力と出力のデータに欠損値が生じる状況でのシステム同定が必要となります。従来のシステム同定理論は、線形時不変系を対象とした完全なデータセットを前提としており、マルチレートセンサ環境への対応は困難でした。特に移動ロボット制御においては、<span>LiDAR</span>、カメラ、<span>IMU</span>など異なるサンプリング能力を持つセンサを統合したモデルベース制御の実現が重要課題となっています。</p>&#13; <p>このような背景から、マルチレートセンサ環境下での数理モデル化技術の確立は、高度な制御システムの実現に不可欠です。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>[成果<span>]</span></p>&#13; <p>本研究では、マルチレートシステムを周期時変システムとして表現し、サイクリック再定式化により時不変システムに変換する手法を開発しました。この変換により既存の部分空間同定法を適用し、得られたモデルパラメータに対して特別な座標変換を施すことで、元のマルチレートシステムの構造を復元します。数値シミュレーションにより、提案手法が高精度な同定を実現することを確認しています。従来手法と異なり、特定の周期入力信号を必要とせず、実用的なシステム同定が可能となります。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>[展開<span>]</span></p>&#13; <p>自動運転システムや移動ロボットでは、複数の異なるサンプリング周期を持つセンサが使用されるため、本研究の手法をそのようなシステムのモデル化に直接応用することが可能です。数理モデルの存在を前提とした制御設計理論は数多く存在するため、本研究により高精度な数理モデルを構築できることで、工業分野や科学技術分野における制御技術の向上に寄与することが期待されます。また、<span>IoT</span>システムやセンサネットワークなど、様々なサンプリング周期を持つセンサが統合されるシステムへの応用も期待されます。</p>&#13; <p/>&#13; <p><span color="#000000" style="color: #000000;"><b>【論文情報】</b></span></p>&#13; <p>論文タイトル:System Identification Under Mult-irate Sensing Environments</p>&#13; <p>論文著者:岡島寛,古川莉早,松永信智</p>&#13; <p>掲載雑誌:Journal of Robotics and Mechatronics 2025年<span>10</span>月掲載(オープンアクセス誌)</p>&#13; <p>?URL:<a href="https://www.fujipress.jp/jrm/rb/robot003700051102/">https://www.fujipress.jp/jrm/rb/robot003700051102/</a></p>&#13; <p><span>JRM Vol.37 p.1102 (2025) | Fuji Technology Press: academic journal publisher</span></p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2025_file/release20251020-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF450KB)</p>&#13; <p><img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/release20251020-2.jpg/@@images/53c8cbad-caa5-46e0-9f57-ccafc25137e1.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="release20251020-2.jpg" height="342" width="610" alt="release20251020-2.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;"/>&#13; <p style="text-align: center;">図 <span>1</span> 提案したマルチレートシステムの数理モデリング手法(モデル化手順)</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_09_ja_2.png/@@images/18ac5cdf-a729-4a68-b05f-2defc6e8fbe3.png" title="sdg_icon_09_ja_2.png" height="143" width="152" alt="sdg_icon_09_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学 総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 ページ 満屋裕明名誉教授が令和7年度(2025年度)文化功労者に選出されました_博狗体育官方 /whatsnew/koho/2025/20251020 <![CDATA[<p> <span>本学の満屋裕明名誉教授が、令和7年度(2025年度)文化功労者に選出されました。</span><br/><span>文化功労者顕彰は、学問、芸術などの分野において、日本の文化の向上および発展に顕著な功績を挙げた個人を顕彰する制度です。</span></p>&#13; <p><span> 満屋名誉教授は、世界初となるエイズ治療薬の開発で中心的な役割を果たし、長年にわたり感染症学の発展に多大な貢献をされてきました。</span></p>&#13; <p> <span>本学関係者一同、心よりお祝い申し上げます。</span></p>&#13; <p><span/></p>&#13; <p><span><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/pi9wc8/@@images/bac54caf-79b5-4f2e-ba1b-7a858e55b938.png" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="&#x6E80;&#x5C4B;&#x540D;&#x8A89;&#x6559;&#x6388;.png" height="362" width="324" alt="&#x6E80;&#x5C4B;&#x540D;&#x8A89;&#x6559;&#x6388;.png" class="image-inline"/></span></p>&#13; <p><span>                         満屋裕明 名誉教授</span></p>&#13; <p>&#13; &#13; </p>&#13; <div class="e-responsive-table">&#13; <p/>&#13; </div>&#13; <p>&#13; &#13; </p>]]> No publisher その他 ページ 土井様への紺綬褒章伝達式並びに特別栄誉会員への感謝状贈呈式を行いました_博狗体育官方 /whatsnew/kikindousoukai/of_konjyuhousyo4 <![CDATA[<p> 本学の発展のために熊本大学基金にご寄附を賜りました土井雅雄様に対して、紺綬褒章<span>(</span>※<span>)</span>が授与されたことに伴い、令和7年10月20日、本学において同褒章の伝達式並びに熊本大学基金特別栄誉会員の称号と感謝状の贈呈式を開催いたしました。<br/> 伝達式、感謝状贈呈式では、小川学長より土井様へ章記、メダル、感謝状、記念品が贈呈され、土井様の本学への温かいご支援に対し、心からの感謝が述べられました。<br/> 土井様から賜りましたご寄附は、工学部教育研究支援事業に対する貴重なご支援として、工学部の教育研究環境のさらなる充実、次世代を担う学生への支援など、多岐にわたる重要な取り組みに大切に活用させていただきます。<br/> 本学は、これらのご支援を基に、より一層、社会に貢献できる人材育成と研究活動に邁進してまいります。</p>&#13; <p>※紺綬褒章は、国の褒章制度のひとつで、公益のために多額の私財を寄附した方に授与される褒章です。熊本大学は、内閣府賞勲局より紺綬褒章「公益団体」として認定を受けています。熊本大学基金にご寄附をいただき、推薦要件に合致している方について、本学から推薦させていただいております。</p>&#13; <p/>&#13; <p style="text-align: center;"><a href="/whatsnew/kikindousoukai/982az/2el8av"><img src="/whatsnew/kikindousoukai/982az/2el8av/@@images/f35b5c97-f141-447c-8b41-8b0d9469d035.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="1_&#x7D3A;&#x7DAC;&#x8912;&#x7AE0;_&#x571F;&#x4E95;&#x69D8;" alt="1_&#x7D3A;&#x7DAC;&#x8912;&#x7AE0;_&#x571F;&#x4E95;&#x69D8;" class="image-inline"/></a><strong>(紺綬褒章伝達:土井雅雄様、小川学長)</strong></p>&#13; <p style="text-align: center;"><strong/></p>&#13; <p/>&#13; <p style="text-align: center;"><a href="/whatsnew/kikindousoukai/982az/0mgd51"><strong><img src="/whatsnew/kikindousoukai/982az/0mgd51/@@images/7e3873a4-ce72-4cd9-9c87-39a9eff5b9d5.jpeg" title="2_&#x611F;&#x8B1D;&#x72B6;_&#x571F;&#x4E95;&#x69D8;" alt="2_&#x611F;&#x8B1D;&#x72B6;_&#x571F;&#x4E95;&#x69D8;" class="image-inline"/><br/></strong></a><strong>(本学からの感謝状:土井雅雄様、小川学長)</strong></p>&#13; <p style="text-align: center;"/>&#13; <p style="text-align: center;"><strong/></p>&#13; <p style="text-align: center;"><a href="/whatsnew/kikindousoukai/982az/kgdmww"><strong><img src="/whatsnew/kikindousoukai/982az/kgdmww/@@images/6c035a72-6628-4f70-a632-ecfd201fcc7a.jpeg" title="3_&#x6241;&#x984D;_&#x571F;&#x4E95;&#x69D8;" alt="3_&#x6241;&#x984D;_&#x571F;&#x4E95;&#x69D8;" class="image-inline"/></strong></a><strong><br/>(本学からの記念品:土井雅雄様、小川学長)</strong></p>&#13; <p style="text-align: center;"><strong/></p>&#13; <p style="text-align: center;"><a href="/whatsnew/kikindousoukai/982az/byssz6"><strong><img src="/whatsnew/kikindousoukai/982az/byssz6/@@images/1eb63ebf-1f73-486d-9f1a-74ab9cd8abf2.jpeg" title="4_&#x96C6;&#x5408;&#x5199;&#x771F;_&#x571F;&#x4E95;&#x69D8;" alt="4_&#x96C6;&#x5408;&#x5199;&#x771F;_&#x571F;&#x4E95;&#x69D8;" class="image-inline"/><br/></strong></a><strong>(集合写真:左から井原工学部長、土井雅雄様、小川学長、大谷理事)</strong></p>&#13; <p style="text-align: center;"/>&#13; <p style="text-align: center;"><strong/></p>&#13; <p style="text-align: center;"><a href="/whatsnew/kikindousoukai/982az/zmnhxd"><strong><img src="/whatsnew/kikindousoukai/982az/zmnhxd/@@images/d81d6ad7-6583-4aee-9049-b390f32444bb.jpeg" title="5_&#x6B53;&#x8AC7;&#x306E;&#x69D8;&#x5B50;_&#x571F;&#x4E95;&#x69D8;" alt="5_&#x6B53;&#x8AC7;&#x306E;&#x69D8;&#x5B50;_&#x571F;&#x4E95;&#x69D8;" class="image-inline"/></strong></a><strong><br/>(ご歓談の様子)</strong></p>&#13; <p style="text-align: center;"/>&#13; <p>&#13; &#13; </p>&#13; <div class="e-responsive-table"/>&#13; <p>&#13; &#13; </p>&#13; <p>&#13; &#13; </p>]]> No publisher その他 ページ 「悪者」と思われていた鉄が守りの役割を発揮し、 肝線維化を抑える新たな仕組みを解明 ―鉄がCXCL5を介して好中球を呼び込み、 線維分解を促進することで胆汁うっ滞性肝疾患の進行を抑制―_博狗体育官方 /whatsnew/seimei/20251016 <![CDATA[<p>【本研究成果のポイント】</p>&#13; <p>?肝細胞内の鉄が、胆汁うっ滞性肝疾患において線維化を抑制する役割を持つことを発見した。</p>&#13; <p>?鉄が<span>CXCL5</span>の発現を増加させ、それにより線維溶解酵素<span>MMP9</span>を産生する好中球の肝臓への集積が促され、線維分解が進む仕組みを解明した。</p>&#13; <p>?鉄は従来「有害因子」と考えられてきたが、条件によっては線維化を抑制する「保護的作用」を示す可能性があり、新しい治療戦略につながることを示した。</p>&#13; <p>【概要説明】</p>&#13; <p>東京科学大学(<span>Science Tokyo</span>)総合研究院 難治疾患研究所 細胞動態学分野の諸石寿朗教授、熊本大学大学院生命科学研究部 分子薬理学講座の金森耀平助教、金沢大学 医薬保健研究域医学系 人体病理学の原田憲一教授らの研究チームは、マウスモデルを用いた解析により、肝細胞内の鉄が胆汁うっ滞性肝疾患における線維化病態を改善することを明らかにしました。これまで肝臓における鉄は、酸化ストレスを介して細胞死を促進し、慢性肝疾患を悪化させる因子と考えられてきました。しかし今回の研究で、<strong>肝細胞</strong>(用語<span>1</span>)に鉄が蓄積すると、<strong>胆汁うっ滞性肝疾患</strong>(用語<span>2</span>)における<strong>肝線維化</strong>(用語<span>3</span>)が抑制される一面があることが示されました。</p>&#13; <p>具体的には、鉄が肝細胞でケモカイン<strong>CXCL5</strong>(用語<span>4</span>)の発現を高め、それによって線維溶解作用を持つ<strong>MMP9</strong>(用語<span>5</span>)陽性の<strong>好中球</strong>(用語<span>6</span>)の集積が促されました。さらに、患者検体においても、<span>MMP9</span>の発現が高い群では線維化が軽度であることが確認されました。</p>&#13; <p>肝線維化は慢性肝疾患の最終段階として肝硬変や肝不全を引き起こし、生命予後を大きく左右します。これまでの研究では鉄を「有害因子」として捉えることが多かったのですが、本研究はその逆に「保護的作用」を明らかにしました。本成果は、鉄代謝や免疫細胞との相互作用を利用した新しい治療法の開発につながる可能性を示唆しています。今後は、鉄代謝や<span>CXCL5-MMP9</span>経路を標的とした治療法の開発や、患者層別化に基づく個別化医療への応用が期待されます。</p>&#13; <p>本研究成果は、熊本大学 免疫ゲノム構造学講座および東京科学大学 制がんストラテジー研究室との共同研究によって得られ、<span>9</span>月<span>11</span>日(現地時間)付で「<em><span>JHEP Reports</span></em>」誌に掲載されました。</p>&#13; <p/>&#13; <p><strong>【用語説明】</strong></p>&#13; <ol>&#13; <li><strong>肝細胞</strong>:肝臓の主要な細胞で、代謝や解毒を担う</li>&#13; <li><strong>胆汁うっ滞性肝疾患</strong>:胆汁の流れが障害され、肝臓に炎症や線維化を引き起こす疾患の総称</li>&#13; <li><strong>肝線維化</strong>:肝臓にコラーゲンなどの線維成分が過剰に蓄積し、硬くなる病態</li>&#13; <li><strong>CXCL5</strong>:好中球を呼び寄せるケモカイン</li>&#13; <li><strong>MMP9</strong>:コラーゲンなどの細胞外マトリックスを分解する酵素</li>&#13; <li><strong>好中球</strong>:白血球の一種で、感染防御だけでなく組織修復にも関与する</li>&#13; <li><strong>FBXL5</strong>:細胞内鉄を制御する分子。欠損すると鉄が過剰に蓄積する</li>&#13; <li><strong>エピジェネティック活性化</strong>:<span>DNA</span>配列そのものを変えずに、遺伝子の発現を調節する仕組み</li>&#13; </ol>&#13; <p><strong>【論文情報】</strong></p>&#13; <p>掲載誌:<em><span>JHEP Reports</span></em></p>&#13; <p>論文タイトル:<span>Hepatocyte iron suppresses liver fibrosis via fibrolytic neutrophil recruitment in cholestasis</span></p>&#13; <p>著者:<span>Yohei Kanamori, Akihiro Nita, Keiichi I. Nakayama, Daisuke Kurotaki, Kenichi Harada, Toshiro Moroishi</span></p>&#13; <p>DOI:<span><a href="http://10.1016/j.jhepr.2025.101590">10.1016/j.jhepr.2025.101590</a></span></p>&#13; <p>【詳細】 <a style="background-color: #fafafa;" href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2025_file/release20251016.pdf">プレスリリース</a>(PDF570KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学 大学院生命科学研究部 分子薬理学講座 </p>&#13; <p>担当:(助教) 金森 耀平</p>&#13; <p>Email: kanamori@kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; <p>TEL: 096-373-5173 <span>FAX: 096-373-5313</span></p>&#13; <p/>&#13; </address>]]> No publisher 研究 ページ 「Giving Campaign 2025」熊本大学の学生団体に投票?応援をお願いします(10/19(日)21時まで!)_博狗体育官方 /whatsnew/kikindousoukai/Giving-Campaign-2025 <![CDATA[<div class="e-responsive-table">&#13; <p>このたび、熊本大学では、頑張る在学生の課外活動を応援するためのオンラインチャリティイベント「<span>Kumamoto University Giving Campaign</span>」を本日から<span>10</span>日間開催します!</p>&#13; <p/>&#13; <p><strong>>>応援したい団体を選んで「投票」してください<<<br/></strong>このキャンペーンは、とてもシンプルで温かい仕組みになっています。<br/>参加している課外活動団体の中から、応援したい団体を<span>1</span>つ選んでください。<br/>その団体に<span>**</span>「投票」<span>**</span>する仕組みです!(投票無料)<br/>また、獲得した投票数に応じて、企業などからの活動支援金が各団体に分配され、学生たちの夢や活動の実現を後押しします。</p>&#13; <p>もしかしたら、昔所属していた団体や、今お子様が頑張っている団体も参加しているかもしれません!<br/>みなさまの投票が、学生たちにとって大きな力になります。</p>&#13; <p>ぜひ、みなさまの「一票」で、未来に向かって熱心に活動する学生たちの夢をそっと支えていただけたら嬉しいです。温かいご支援を心よりお待ちしております!</p>&#13; <p><span>?</span>詳細や投票は以下の特設<span>Web</span>サイトをご覧ください。</p>&#13; <p/>&#13; <p><span>?</span><strong>熊本大学 Giving Campaign特設サイト<br/><a href="https://kumamoto-u.2025.giving-campaign.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://kumamoto-u.2025.giving-campaign.jp/</a></strong></p>&#13; <p><span>?</span></p>&#13; <p><span>?</span><概要><br/><span>- </span>日時 <span>2025</span>年<span>10</span>月<span>10</span>日(金)午前9時~<span>19</span>日(日)午後9時<br/><span>- </span>主催 国立大学法人熊本大学<br/><span>- </span>後援 文部科学省<br/><span>- </span>運営 株式会社<span>Alumnote</span></p>&#13; <p><span/></p>&#13; <p><span/></p>&#13; <p>==投票した団体に寄附も可能==<br/>投票後に、団体へ寄附(<span>1,000</span>円から)することもできます。<br/>クレジットカード、<span>Apple Pay</span>、銀行振込が利用可能で、寄附金は税制優遇制度の対象となります。</p>&#13; <p><span>?</span></p>&#13; <p><img src="/whatsnew/kikindousoukai/gdiv4b/cwc5tv/@@images/81fcfbf3-5b03-4228-9f8c-37a795e43647.png" title="Giving Campaign 2025" alt="Giving Campaign 2025" class="image-inline"/></p>&#13; <p><span/></p>&#13; <p><span/></p>&#13; </div>&#13; <p>&#13; &#13; </p>&#13; <p>&#13; &#13; </p>]]> No publisher その他 ページ 女王を中心とした真社会性哺乳類ハダカデバネズミ社会の全貌――全個体自動追跡システムによる大規模社会行動解析――_博狗体育官方 /whatsnew/seimei/20251009 <![CDATA[<p>【本研究成果のポイント】</p>&#13; <p>?真社会性哺乳類であるハダカデバネズミにおいて、個体タグ技術を用いて群れ内全個体を30日間追跡し、群れ全体の行動型と社会関係を網羅的に明らかにしました。</p>&#13; <p>?繁殖個体(女王?繁殖オス)が特異な行動型を持ち社会の中心を担う一方、非繁殖個体(ワーカー)が多様な行動型に分かれ安定的に役割分担していることを示しました。</p>&#13; <p>?本成果はハダカデバネズミにとどまらず、多様な動物種の社会構造研究に広く応用可能であり、社会性研究の基盤を築くものです。</p>&#13; <p>【概要説明】</p>&#13; <p>熊本大学大学院生命科学研究部の山川真徳博士研究員、東京大学定量生命科学研究所の奥山輝大教授、九州大学大学院医学研究院の三浦恭子教授(兼:熊本大学大学院生命科学研究部 客員教授)、総合研究大学院大学の沓掛展之教授らによる研究グループは、哺乳類では極めて珍しい真社会性(注1)を持つハダカデバネズミにおいて、大規模社会行動解析によって社会全体の構造と個体間の社会的関係性を明らかにしました。<br/>本研究では、個体タグであるRFID(注2)技術を用いた群れ全体の自動追跡システムを独自開発し、5群102匹を対象に30日間の動きを網羅的に記録しました。その結果、繁殖個体(女王と繁殖オス)は特有の行動を示し、社会の中心的存在であることが判明しました(図1)。一方、非繁殖個体(ワーカー)は「働き者」など6種類の行動型に分かれ、安定した役割分担をしていることがわかりました。さらに行動型ごとに他個体との関係性も異なり、群れの中で多様な戦略が共存していることが示されました。<br/>この成果は、他の動物種での社会性研究にも応用可能であり、協力社会の仕組みやその維持メカニズムを解明するための重要な基盤となります。本研究成果は、日本時間2025年10月9日付で、Science Advances誌に掲載されます。</p>&#13; <p/>&#13; <p>【論文情報】</p>&#13; <p>雑誌名:Science Advances<br/>題 名:Quantitative and systematic behavioral profiling reveals social complexity in eusocial naked mole-rats<br/>著者名:Masanori Yamakawa*, Takahiro Ezaki, Akiyuki Watarai, Nobuyuki Kutsukake, Kyoko Miura*, Teruhiro Okuyama*<br/>*:責任著者<br/>DOI:10.1126/sciadv.ady0481</p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2025_file/release20251007.pdf">プレスリリース</a>(PDF389KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学 総務部総務課広報戦略室</p>&#13; <p>電 話 : 096-342-3269</p>&#13; <p>e-mail: sos-koho@jimu.kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 ページ 平野俊夫先生の特別講演を開催します【11/4(火)開催】_博狗体育官方 /event/seimei/uuvuae <![CDATA[<p>令和7年11月4日(火)、大阪大学名誉教授?大阪国際がん治療財団理事長の平野俊夫先生をお迎えし、特別講演を開催いたします。</p>&#13; <p>平野先生は大阪大学医学部を卒業後、昭和55年に熊本大学医学部附属免疫医学研究施設免疫生化学にて、尾上薫教授のもと助教授を務められました。その後、大阪大学に異動し、准教授、教授、医学部長、そして第17代大阪大学総長を歴任されています。本学の小川学長との交流をきっかけに、今回の特別講演が実現しました。<br/> <br/>講演では、“インターロイキン6発見の歴史”を中心に、研究者としての生き方について、医学?生命科学系のみならず、一般の方にも分かりやすくお話しくださいます。</p>&#13; <p>本学の「柴三郎プログラム」共催イベントとして開催し、教職員、学生はもちろん、一般の方もご参加いただけます。</p>&#13; <p>事前申込は不要です。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。</p>&#13; <p/>&#13; <p><br/>【熊本大学特別講演】</p>&#13; <p> インターロイキン6発見39周年~大阪府立羽曳野病院、熊本大学、大阪大学のトリプルリレー</p>&#13; <p/>&#13; <p><br/>講師:平野 俊夫 先生 (大阪大学名誉教授、大阪国際がん治療財団理事長)</p>&#13; <p>日時:令和7年11月4日(火) 16:00 ~ 17:30</p>&#13; <p>                      開会のご挨拶 小川久雄(熊本大学 学長)</p>&#13; <p>                      講演 (60分) 平野俊夫 先生</p>&#13; <p>                      質疑応答(最大30分)</p>&#13; <p>場所:熊本大学病院 くすのきテラス3階 大会議室(〒860-8556 熊本市中央区本荘1-1-1)</p>&#13; <p>座長:山縣 和也  (病態生化学 教授)</p>&#13; <p/>&#13; <p><br/>共催:熊本大学医学教育部柴三郎プログラム</p>&#13; <p>【問い合わせ先】</p>&#13; <p>熊本大学 生命科学系事務部 医薬保健学系事務課 医学事務チーム総務?人事担当<br/>TEL:096-373-5912 FAX:096-373-5797<br/>E-mail:ski-somu*jimu.kumamoto-u.ac.jp(送信の際は「*」をアットマークにしてください。)</p>&#13; <p><img src="/event/seimei/6b5srr/@@images/e780240d-6ab1-4059-9dc7-565234915c9b.jpeg" title="&#x718A;&#x672C;&#x5927;&#x5B66;&#x7279;&#x5225;&#x8B1B;&#x6F14;(R71104)_&#x30DD;&#x30B9;&#x30BF;&#x30FC;.jpg" alt="&#x718A;&#x672C;&#x5927;&#x5B66;&#x7279;&#x5225;&#x8B1B;&#x6F14;(R71104)_&#x30DD;&#x30B9;&#x30BF;&#x30FC;.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p><img src="/event/seimei/za93n3/@@images/8e39a01f-c9cb-489a-bf97-70c77a32a892.jpeg" title="&#x718A;&#x672C;&#x5927;&#x5B66;&#x7279;&#x5225;&#x8B1B;&#x6F14;(R71104)_abstract.jpg" alt="&#x718A;&#x672C;&#x5927;&#x5B66;&#x7279;&#x5225;&#x8B1B;&#x6F14;(R71104)_abstract.jpg" class="image-inline"/></p>]]> No publisher 一般 イベント 定例学長記者懇談会を開催しました_博狗体育官方 /whatsnew/koho/2025/20251008 <![CDATA[<p> 令和<span>7</span>年<span>10</span>月<span>8</span>日(水)、本部棟<span>1</span>階大会議室にて定例学長記者懇談会を開催しました。</p>&#13; <p> 小川 久雄学長の挨拶に続き、「空腹代謝の理解に基づく生活習慣病予防戦略の開発」について、大学院生命科学研究部 形態構築学講座の 有馬 勇一郎 准教授が説明しました。有馬准教授は、空腹時に活性化するケトン体代謝に注目し、健康的な空腹状態を科学的に定義し応用することで、生活習慣病の予防や新たな治療法の可能性を探る取り組みについて説明しました。本研究は、<span>2024</span>年度「創発的研究支援事業」に採択されるなど、今後の発展が期待される先端的なテーマです。</p>&#13; <p> 次に、「タイ国東南アジア広域<span> BCG </span>経済カーボンニュートラルに向けた沿岸生態系のための水熱ベースのバイオリファイナリー」について、産業ナノマテリアル研究所 木田 徹也 教授が説明を行いました。木田教授は、<span>2025</span>年度「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(<span>SATREPS</span>)」に採択され、タイの大学と連携した国際共同研究として、ブルーカーボン(藻類)からの有価化合物の抽出と製品化に取り組んでいることを説明しました。これは、石油から燃料や化学品をつくる石油精製所の「生物資源版」ともいえる取り組みであり、温室効果ガスの削減、持続可能なエネルギー供給、さらには沿岸地域の経済活性化にもつながることが期待されています。</p>&#13; <p> 次に、「熊本大学薬学部発ベンチャー「C-HASプラス」の取り組みと<span>SIIFIC</span>ウェルネスファンドの出資実行について」について、大学院生命科学研究部 首藤 剛 准教授が説明を行いました。首藤准教授は、熊本大学薬学部発ベンチャー「株式会社<span>C-HAS</span>プラス」の取締役社長<span>COO</span>を務めており、同社は、線虫を用いた健康寿命評価サービス「<span>C-HAS</span>」、世界中の植物情報を収録した「<span>PD</span>Ⅲ」、天然物エキスを体系化した「<span>NEB</span>」の<span>3</span>事業を展開し、医薬?食品?化粧品分野に貢献しています。このたび、「<span>SIIFIC</span>ウェルネスファンド」から出資を受けましたので、事業の拡大と地域に根差した持続可能な雇用創出を加速させるための取り組みについて説明しました。</p>&#13; <p> 最後に「第?四回紫熊祭」について、法学部3年生の荒巻 遥平さん(熊本大学紫熊祭実行委員長)が説明を行いました。紫熊祭は、学生が主体となって企画?運営する本学最大の学園祭であり、地域の方々との交流の場としても親しまれています。荒巻さんはライブやお笑い、コンテストなど多彩なステージ企画や模擬店、展示などの予定について説明しました。</p>&#13; <p> 参加した報道機関からはそれぞれの発表に関して多くの質問があり、活発な意見交換が行われました。懇談会の資料は <a href="/daigakujouhou/kouhou/kisyakon_file/kisyakon251008.pdf">こちら</a> を参照してください。</p>&#13; <p>&#13; &#13; </p>&#13; <div class="e-responsive-table">&#13; <table>&#13; <tbody>&#13; <tr>&#13; <td><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/251008-1.JPG/@@images/923f0556-5a38-42a5-a207-5d2424cbf0b3.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="251008-1 .JPG" height="190" width="290" alt="251008-1 .JPG" class="image-inline"/></td>&#13; <td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/251008-2.JPG/@@images/04b6a150-a5d9-439b-ab6c-4873f4ba8309.jpeg" title="251008-2.JPG" height="200" width="304" alt="251008-2.JPG" class="image-inline"/></td>&#13; </tr>&#13; <tr style="text-align: center;">&#13; <td style="text-align: center;">小川 学長</td>&#13; <td style="text-align: center;">有馬 准教授</td>&#13; </tr>&#13; <tr style="text-align: center;">&#13; <td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/251008-3.JPG/@@images/75e85e49-1f73-4b2d-83c4-baf5a2945561.jpeg" title="251008-3.JPG" height="191" width="289" alt="251008-3.JPG" class="image-inline"/></td>&#13; <td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/251008-4.JPG/@@images/6cd3984b-a7fc-4d48-879f-bd09778a59c9.jpeg" title="251008-4.JPG" height="186" width="282" alt="251008-4.JPG" class="image-inline"/></td>&#13; </tr>&#13; <tr style="text-align: center;">&#13; <td style="text-align: center;">木田 教授</td>&#13; <td style="text-align: center;">首藤 准教授</td>&#13; </tr>&#13; <tr style="text-align: center;">&#13; <td><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/251008-5.JPG/@@images/ae107495-8ad2-4f71-a102-e33e707d007d.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="251008-5.JPG" height="203" width="309" alt="251008-5.JPG" class="image-inline"/></td>&#13; <td><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/251008-6.JPG/@@images/eb861350-c33a-4b3f-b094-93ed27330d83.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="251008-6.JPG" height="186" width="283" alt="251008-6.JPG" class="image-inline"/></td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td style="text-align: center;">荒巻さん</td>&#13; <td style="text-align: center;">会の様子</td>&#13; </tr>&#13; </tbody>&#13; </table>&#13; </div>&#13; <p>&#13; &#13; </p>&#13; <p/>&#13; <div class="e-responsive-table"/>&#13; <p>&#13; &#13; </p>&#13; <div class="e-responsive-table"/>&#13; <p>&#13; &#13; </p>]]> No publisher その他 ページ 鳥の胚性幹細胞を培養する鍵は卵黄成分であることを発見_博狗体育官方 /whatsnew/sizen/20251007-2 <![CDATA[<p style="text-align: justify;"/>&#13; <p><strong>(ポイント)</strong></p>&#13; <ul>&#13; <li>卵黄に含まれるオボトランスフェリンというタンパク質と低分子阻害剤などの成分を組み合わせることで、ニワトリを含む8種類の鳥類から胚性幹細胞<sup>※</sup>の樹立?維持を可能にする新しい培養条件を確立しました。</li>&#13; <li>新しく樹立したニワトリ胚性幹細胞はFormative型多能性と生殖細胞への分化能を持ち合わせていることを明らかにしました。</li>&#13; <li>本研究で確立した鳥類胚性幹細胞技術は、胚発生や家禽分野の研究だけでなく、絶滅危惧種や絶滅種の保全や復元研究など、幅広い分野への応用が期待されます。</li>&#13; </ul>&#13; <p style="text-align: justify;"/>&#13; <p><strong>(概要説明)</strong></p>&#13; <p> 熊本大学国際先端医学研究機構(<span>IRCMS</span>)の永井宏樹リサーチスペシャリストとGuojun Sheng 教授は、南カリフォルニア大学の<span>Xi Chen</span>研究員(現カリフォルニア工科大学)、<span>Qi-Long Ying</span>教授らと共同で、卵黄に含まれるオボトランスフェリンというタンパク質と低分子阻害剤などいくつかの成分を組み合わせることで、ニワトリを含む<span>8</span>種類の鳥類から胚性幹細胞を樹立するとともに長期間の維持培養に成功しました。実験実施にあたっては本学理学部の中窪まりん氏(現?本学大学院自然科学教育部)、松原凪咲氏、工学部の瀬戸ともか氏の<span>3</span>名の学部生が技術補佐員として貢献しました。本研究は、令和<span>7</span>年<span>9</span>月<span>30</span>日(米国東部時間<span>05:00</span>)に科学雑誌<span>Nature Biotechnology</span>に発表されました。</p>&#13; <p>?本研究は、米国<span>Revive</span>&<span>Restore</span>、米国国立衛生研究所、<span>JST e-ASIA</span>共同研究プログラムの支援のもと行われました。</p>&#13; <p style="text-align: justify;"> </p>&#13; <p/>&#13; <p><strong>(説明)</strong></p>&#13; <p>[背景]</p>&#13; <p> 胚性幹細胞は2つの主要な特徴、自己複製能と多能性、を保持しています。自己複製能があることで、胚性幹細胞は自らを幹細胞として増殖させ続けることができます。また、多能性を保持する細胞は三胚葉(内胚葉?中胚葉?外胚葉)へ分化することができ、最終的に私たちの体を構成するすべての組織や器官を形成することができます。これまでの胚性幹細胞の研究は、哺乳類モデルが主導して進められてきました。その一方で、鳥類モデルの胚性幹細胞に関する研究は最適な培養条件が明らかになっていなかったため大きく遅れをとっていました。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>[研究の内容と成果]</p>&#13; <p> 今回の研究では、鳥類の胚性幹細胞の培養条件を最適化するため、まず発生の理解が進んでいるニワトリに着目しました。産卵直後の有精卵から卵黄上にあるニワトリ胚(胚盤葉)を取り出し、幹細胞の分化を促すシグナルを阻害する<span>2</span>種類の低分子阻害剤(<span>IWR-1:Wnt</span>や<span>β-</span>カテニンに関連するシグナルを阻害<span>/</span><span>G?6983:</span>プロテインキナーゼ<span>C</span>ファミリー由来のシグナルを阻害)を加えた培地で培養を行いました。しかし、ニワトリ培養細胞は多能性遺伝子の発現を示すものの、長期間の維持培養には至りませんでした。ところが、興味深いことに胚と一緒にたくさんの卵黄が培養皿へ持ちこまれた場合、培養細胞がよりよく増殖する傾向がみられました。このことから研究チームは、維持培養には卵黄に含まれる天然成分が不可欠であると考え、卵黄成分を探索しました。その結果、オボトランスフェリンというタンパク質が細胞増殖をサポートしていることが明らかになり、2種類の阻害剤と合わせた3つの成分がニワトリ胚性幹細胞培養に必要であることがわかりました。</p>&#13; <p> 一方、他の鳥類では3つの成分だけでは不十分であり、鳥類種ごとに培養条件の最適化が必要でした。例えば、キジ、アヒル、七面鳥の場合では、心筋細胞への分化を防ぐために第4の成分として<span>SB431542</span>という阻害剤が必要でした。また、ウズラ、ガチョウ、クジャクでは、4成分にニワトリ由来の<span>LIF</span>(白血病阻止因子)を加えた5成分が必要でしたが、ダチョウでは5成分での維持が難しく、<span>LIF</span>を取り除くことで培養を維持することができました。さらに、5成分条件で培養したニワトリ胚性幹細胞は、3成分条件で培養した場合に比べて、より高度な多能性を長期間維持できることがわかりました。この5成分条件で樹立維持したニワトリ胚性幹細胞は、分化誘導培養で三胚葉(内胚葉?中胚葉?外胚葉)へ分化する能力を示すとともに、生殖細胞へ分化する能力も併せ持つことがわかりました。また、産卵直後のニワトリ胚に胚性幹細胞を移植した場合では、体細胞キメラ胚(移植先のニワトリ胚と胚性幹細胞から分化した細胞が混ざり合ったモザイク胚)が形成されました。これら典型的な胚性幹細胞としての特徴と遺伝子発現解析から、5成分条件で培養したニワトリ胚性幹細胞の多能性は、哺乳類の胚性幹細胞で規定されるPrime型ではなく、高度な多能性であるNaive型により近いFormative型であると考えられました。</p>&#13; <p/>&#13; <p>[展開]</p>&#13; <p> 本研究で確立した新しい鳥類胚性幹細胞は、ゲノム編集なども容易であることから、従来の胚発生や家禽分野における基礎?応用研究だけではなく、培養肉生産技術の開発、鳥類絶滅危惧腫?絶滅腫の保全?復元研究など、さまざまな分野への応用が期待されます。</p>&#13; <p/>&#13; <p>[用語解説<span>]</span></p>&#13; <p>※胚性幹細胞:発生初期段階の胚から体外培養により作られる細胞。体を構成するすべての組織、器官および生殖細胞に分化する能力を持つ。</p>&#13; <p/>&#13; <p><strong>(論文情報)</strong></p>&#13; <p>論文名:<span>Derivation of embryonic stem cells across avian species</span></p>&#13; <p>著者:<span>Xi Chen<sup>*</sup>,Zheng Guo,Xinyi</span> Tong,Xizi Wang,Xugeng Liu,Hiroki Nagai,Ping Wu,Jiayi Lu,David Huss,Martin Tran,Carol Readhead, <span>Christina Wu,Lin Cao,Yixin Huang,Zhaohan Zeng,Fan Feng,Nima Adhami,Sirjan Mor,Rusty Lansford,Cheng-Ming Chuong,Guojun Sheng, Carlos Lois,Qi-Long Ying<sup>* </sup>. (* co-corresponding author</span>)</p>&#13; <p>掲載誌:<span>Nature Biotechnology</span></p>&#13; <p>doi:<span>10.1038/s41587-025-02833-3</span></p>&#13; <p>URL:<a href="https://www.nature.com/articles/s41587-025-02833-3">https://www.nature.com/articles/s41587-025-02833-3</a></p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2025_file/release20251007-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF322KB)</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????   <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_11_ja_2.png/@@images/b2b78d2c-ee0b-4f6a-ab65-b6b78a87929e.png" title="sdg_icon_11_ja_2.png" height="125" width="133" alt="sdg_icon_11_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address><strong>お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学国際先端医学研究機構(IRCMS)<br/>担当:坂井?土井<br/>電話:096-373-6898<br/>e-mail:ircms<span>※</span>jimu.kumamoto-u.ac.jp<br/>&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 ページ 志願状況_博狗体育官方 /nyuushi/gakubunyushi/shiganjokyo-1 <![CDATA[<h2>令和8年度(2026年度)入試</h2>&#13; <p>?<a href="/nyuushi/gakubunyushi/index_file/r8sougou12" target="_blank" rel="noopener noreferrer">令和8年度総合型選抜Ⅰ?Ⅱ(Kumamoto探究入試、国際バカロレア入試、海外在住者入試)志願状況(最終確定)</a>(令和7年10月7日掲載)</p>&#13; <h2>令和7年度(2025年度)入試</h2>&#13; <p><span>?<a href="/nyuushi/gakubunyushi/index_file/r7_siganjokyo20250213.pdf">令和7年度一般選抜志願状況</a>(最終確定)<br/><strong>??  志願状況掲載スケジュール[予定]</strong><br/>?  ?1月31日(金) 14時頃<br/>?  ?2月? 3日(月) 14時頃<br/>?  ?2月? 4日(火) 14時頃<br/>?  ?2月? 5日(水) 16時頃<br/>?  ?<span style="text-decoration: line-through;">2月19日(水)</span>  2月13日(木)14時頃 志願者最終確定<br/>?   ※最終確定版の公表日程を変更しました。</span></p>&#13; <p><span>?<a href="/nyuushi/gakubunyushi/index_file/r7suisen2shiganjyoukyou.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">令和7年度学校推薦型選抜Ⅱ志願状況(最終確定)</a>(令和7年1月29日掲載)</span><br/>?<a href="/nyuushi/gakubunyushi/index_file/r7suisen1shiganjyoukyou.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">令和7年度学校推薦型選抜Ⅰ志願状況(最終確定)</a>(令和6年11月8日掲載)<br/>?<a href="/nyuushi/gakubunyushi/index_file/r7glcshigansya" target="_blank" rel="noopener noreferrer">令和7年度総合型選抜(グローバルリーダーコース入試)志願状況(最終確定)</a>(令和6年9月9日掲載)</p>&#13; <h2>令和6年度(2024年度)入試</h2>&#13; <p><span>?<a href="/nyuushi/gakubunyushi/index_file/r6_siganjokyo20240214.pdf">令和6年度一般選抜志願状況(最終確定)</a>(令和6年2月14日掲載)<br/><strong>??  志願状況掲載スケジュール[予定]</strong><br/>?  ?1月26日(金) 14時頃<br/>?  ?1月30日(火) 14時頃<br/>?  ?2月? 1日(木) 14時頃<br/>?  ?2月? 2日(金) 16時頃<br/>?  ?2月14日(水) 14時頃 志願者最終確定<br/>?<a href="/nyuushi/gakubunyushi/index_file/r6suisen2shiganjyoukyou.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">令和6年度学校推薦型選抜Ⅱ志願状況(最終確定)</a>(令和6年1月25日掲載)<br/>?</span><a href="/nyuushi/gakubunyushi/index_file/r6suisen1shiganjyoukyou.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">令和6年度学校推薦型選抜Ⅰ志願状況(最終確定)</a><span>(令和5年11月8日掲載)<br/></span>?<a href="/nyuushi/gakubunyushi/index_file/r6glcshigansya.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">令和6年度総合型選抜(グローバルリーダーコース入試)志願状況(最終確定)</a>(令和5年9月11日掲載)</p>&#13; <h2>令和5年度(2023年度)入試</h2>&#13; <p>?<a href="/nyuushi/gakubunyushi/index_file/r5_siganjokyo20230215.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">令和5年度一般選抜志願状況(最終確定)</a>(令和5年2月15日掲載)<br/><strong>??  志願状況掲載スケジュール[予定]</strong><br/>?  ?1月27日(金) 14時頃<br/>?  ?1月31日(火)? 14時頃<br/>?  ?2月2日(木)?? 14時頃<br/>?  ?2月3日(金)?? 16時頃<br/>?  ?2月15日(水) 14時頃 志願者最終確定<br/>?<a href="/nyuushi/gakubunyushi/index_file/R5gakkousuisen2-shiganzyoukyou.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">令和5年度学校推薦型選抜Ⅱ志願状況(最終確定)</a>(令和5年1月25日掲載)<br/>?<a href="/nyuushi/gakubunyushi/index_file/r5suisen1shiganjyoukyou.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">令和5年度学校推薦型選抜Ⅰ志願状況(最終確定)</a>(令和4年11月9日掲載)<br/>?<a href="/nyuushi/gakubunyushi/index_file/r5sougou-glc-shiganjyoukyou.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">令和5年度総合型選抜(グローバルリーダーコース入試)志願状況(最終確定)</a>(令和4年9月13日掲載)</p>&#13; <h2>令和4年度(2022年度)入試</h2>&#13; <ul>&#13; <li><a href="/nyuushi/gakubunyushi/index_file/r4_siganjokyo20220128.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">令和4年度一般選抜志願状況</a>(最終確定)<br/><strong>?? 志願状況掲載スケジュール[予定]</strong><br/>? ?1月28日(金) 14時頃<br/>? ?2月1日(火)?? 14時頃<br/>? ?2月3日(木)?? 14時頃<br/>? ?2月4日(金)?? 16時頃<br/>? ?2月16日(水) 14時頃 志願者最終確定</li>&#13; <li><a href="/nyuushi/gakubunyushi/index_file/r4gakkousuisen2shiganjokyo.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">令和4年度学校推薦型選抜Ⅱ志願状況(最終確定)</a>(令和4年1月27日掲載)</li>&#13; <li><a href="/nyuushi/gakubunyushi/index_file/r4kusuisen1shiganjyokyo.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">令和4年度学校推薦型選抜Ⅰ志願状況(最終確定)</a>(令和3年11月11日掲載)</li>&#13; <li><a href="/nyuushi/gakubunyushi/index_file/r4glcshigansyasu.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">令和4年度総合型選抜(グローバルリーダーコース入試)志願状況(最終確定)</a>(令和3年9月10日掲載)</li>&#13; </ul>&#13; <p/>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/> <a href="/../../../form/28"> 学生支援部 入試課 </a> <br/> 096-342-2146</address>&#13; <p/>]]> No publisher 入試 ページ