「Kick-off Symposium on Semiconductors in Kumamoto, 2024」を開催しました
令和6年7月23日、熊本大学は台湾で半導体分野をリードする主要4国立大学(国立清華大学、国立陽明交通大学、国立成功大学、国立台湾大学)と「Kick-off Symposium on Semiconductors in Kumamoto, 2024」を開催しました。
令和3年11月にTSMCが日本初の工場を熊本に建設することが決定して以来、熊本県は半導体関連企業を中心とした産業の集積が進み、国内はもとより国際的にも非常に注目されており、熊本大学でも、大学の総力を挙げて、半導体に関する教育や研究の推進、グローバルな組織体制の拡充に取り組んでいます。
このような背景のもと、本シンポジウムは熊本大学および台湾の主要4国立大学における半導体分野の教育および研究の取組みを紹介し、教育面、研究官面及び博狗体育官方面での緊密な連携をスタートさせることを目的に開催されました。
小川久雄学長は、開会の挨拶で、「熊本大学は国内外の大学や産業界、台湾の大学や企業と積極的に連携し、半導体産業に貢献する高度な人材の育成や先端的な研究に取り組んでいく」ことを強調しました。続いて、国立清華大学半導体研究学院プロセス部の高蔡勝部門長、国立陽明交通大学国際半導体産業学院の曾院介副院長、国立成功大学智慧半導體及永續製造學院の陳貞夙副院長、国立台湾大学光電工程学研究所の黃建璋特聘教授および熊本大学の宇佐川毅理事より、各大学の取組みの発表があり、参加者と意見交換を行いました。発表後のオープンディスカッションでは、共同研究の進め方や企業との連携方法、学生のインターンシップ推進等について、各大学の経験が共有され、参加者同士で積極的な議論が行われ、今後のさらなる発展と連携のヒントとなりました。シンポジウムの後には、交流を促進するための懇親会も開催され、より深い親睦の機会となりました。
本シンポジウムには教育関係者や産業界、自治体などから約120人が参加しました。
小川学長による開会の挨拶
大谷理事によるシンポジウムの概要説明
高教授(国立清華大学)による発表
曾教授(国立陽明交通大学)による発表
陳教授(国立成功大学)による発表
黄教授(国立台湾大学)による発表
宇佐川理事(熊本大学)による発表
集合写真
熊本城前
台湾4国立大学の発表者と一緒に